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ロケットボーイズボーカルクラモチトシノリのエッセイ、コラム

ジョニーは戦場へ行った。僕はアキバにいた。

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ジョニーは戦場へ行った、

僕はアキバにいた。

もう夏前だからか、

お祭りおじさんが都会を半ケツまるだしで

神輿を担ぎ、極道の妻たちのような

髪型をした女の人たちが赤ちゃんを抱っこ

してる。

その中に外国人、オタク、メイドカフェのキャッチの女の子がいて、

街並みは色とりどりで楽しいはずなのに

どよんとしていて、

僕も退屈に

首根っこを掴まれながら歩いていた。

メイドカフェのキャッチの子に

ふんどしお祭りおじさんが執拗に

話しかけているのを見て、

僕はうんざりしてしまった。

多分まともな奴なんか

この中に1人もいないんだろうな。

そう思いながら、俺も間違いなく

その中のまともじゃない奴の1人ではあることは分かっている。

田舎で見る祭りはいいけど、

都内の祭りはなんか気が滅入る。

俺はどこまでも田舎者なんだな。

浮世離れというか

浮世に追いつけない俺も

23の年になり周りと同じように

新生活を始めてみた

酒をダラダラと飲む暇もなく

そういえばあの子はどうしてるなんて

思う暇もなく、一生懸命生きてる。

喫煙所の隅で

マックをどか食いしてる奴を見て

うわ、マック食いてえ。と思った。

僕は今日も最寄駅を1人で降りる。

何もない1日だった。

ジョニー、君は戦場に行って

どんな気持ちで毎日を過ごしたんだろう。